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私が東京芸術大学の音楽環境創造科に合格するためにやったこと(対策編)

 今回は、音楽環境創造科の1年生である私が、この科の入試の対策としてやったことなどを解説します。スカイプレッスンもやっているのでチェックしてみてください。

 

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この記事は、この記事の続きです。↓

 

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以前の記事でもお伝えした通り音楽環境創造科の入試内容は筆記試験、小論文、面接、センター試験の4つです。それぞれ対策としてやるべきことを解説します。

筆記試験の対策 

・楽典

 

 楽典はそこまで難しい内容は出題されません。黄色い楽典の本を1通りやればまず問題ありません。時間を短縮したい方はまず過去問を解いてみて必要なところだけ黄色い楽典の本をやればいいでしょう。毎年そこまで問題の内容は変わりません。ただし、音楽用語の問題がたまに楽器の知識の問題に変わるときがあり、それだけは楽典の本では対応できません。私は山をはって楽器の知識は勉強していきませんでしたが、当たってよかったです。

西洋音楽史

 

 西洋音楽史西洋音楽の大まかな流れ、各時代の音楽の形式や傾向、有名な作曲家とその作品をおさえていれば、割と簡単に満点が取れる問題です。私は大まか流れや各時代の特徴は新星出版の「クラシックの世界」を読み自分で問題を作りながら覚えました。そして、あとはその本に出てきた有名な作曲家をグーグルで検索して代表曲などをかたっぱしから書き出して覚えていきました。

・音楽、芸術、社会などにかかわる問題

 

 音楽環境創造科の筆記試験には本当に多種多様な問題が出題されて、各地の伝統音楽、映画、文学、社会現象などからも出題されます。私はここら辺の問題は本当にざっくり有名な人などをネットで調べて、時代、作品、流派、などを書き出して、覚えるということをやりました。しかし、本番では自分の専門であるジャズの問題が2問も出題され、あとは東京オリンピックの年などが聞かれたのであまり意味がありませんでした。

・音響系の問題

 

 音響に関する問題は常識的な問題しか出ないので、一回過去問を解いてみて全然わからないようなら対策しましょう。私は、ほとんど対策はしませんでした。音楽環境創造科のイベントであるアートパスで音響用語集が配布されているのでそちらをもらってみてもいいかもしれません。

小論文の対策

 小論文は文章の才能がある人には結構楽ですが、私はとても文章を書くのが苦手なので、最初は全然時間内にかけなくて相当焦りました。しかし、小論文を書く方法というのは割と確立されていて、それにのっとって書けば誰でも時間内に書ききれるようになります。(私もそれを学んで時間内で書けるようになりました。)また、明確な採点基準がないので、最低限の小論文のルールさえ守って文字数をしっかりと書けば、そこまで大幅に減点されることはないと思います。なので、小論文の対策としてはこの方法を学んだ上で、過去問を解いて慣れていくのがいいでしょう。

・面接 

・自己表現

 

 自己表現は、人によって対策が異なるので、何とも言えませんが、とにかく前々から準備をしていろいろな人の前でそれを披露してみるといいでしょう。私は、センター試験が終わってから準備を始めたので、本来やろうと思っていたことが用意できず、妥協したものになってしまいました。また、センター直前やそのあとはとにかく色々な勉強で忙しいので半年ぐらい前に準備しといた方がいいと思います。

・質疑応答

 質疑応答では主に志望理由書の内容から質問されます。学科に入って何がしたいか、ということだけではなく、志望理由書に書いたすべての事に関する質問に答えられるようにしておくといいでしょう。自分の答えに自信をもって答えられるようにすることが重要です。また、面接の際の印象は結果を大きく左右します。話し方や、あいさつなど人の前で何回か練習するといいと思います。

センター試験

 センター試験の勉強方法は私が教えることでもないと思うので割愛しますが、滑り止めを受けることを考えている方は、教科と目標の点数だけ早めに決めておいた方がいいと思います。

まとめ

 音楽環境創造科はやりたいことと学科の内容が一致している人にとってはとても楽しい環境です。ぜひ、私が書いたことなどに注意しながら頑張ってみてください。また、面接や小論文は独学で対策するのは難しく、経験のある人に見てもらうことが非常に重要です。ぜひ私のスカイプレッスンもチェックしてみて下さい。

 

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